Magnolia CMSのインストール

Magnolia

既に稼働中のTomcat上にMagnolia CMSをインストールするための手順
EC2(t1.micro)へインストールして動作させる事が可能です。

環境

Magnolia CMS に関しては、以前の技術情報 で記しました。

今回はインストール方法に関して書こうと思います。

Magnolia CE (Community Edition) にはtomcatがバンドルされているものがあり、一番簡単に動作確認を行うのであれば、これを利用するのが簡単です。
tomcatバンドル版の場合、圧縮ファイルを解凍すると tomcat のディレクトリが含まれているので、このディレクトリ下にある bin ディレクトリに移動し、startup スクリプトを実行する事で Magnolia がインストール ( デプロイ ) されている tomcat が起動します。

ここではこの方法ではなく、既にtomcatはインストール済みである環境に、Magnolia CE をインストールする方法について示します。

環境は以下

Magnolia Magnolia Community Edition 5.2.1
OS Amazon Linux ( 64bit )
Java OpenJDK 1.7.0.51
Tomcat tomcat7.0.47

※執筆時点の最新版である5.2.1を利用します。(書いてる途中で5.2.2がリリースされました)

インストール手順

Java, tomcatの確認

既に tomcat はインストール済みで動作する環境を想定していますが、Amazon Linux上でのインストール方法に関しても簡単に示しておきます。

  1. Javaのインストール確認
    $ rpm -qa | grep java
    java-1.7.0-openjdk-1.7.0.51-2.4.4.1.34.amzn1.x86_64
    
    $ java -version
    java version "1.7.0_51"
    OpenJDK Runtime Environment (amzn-2.4.4.1.34.amzn1-x86_64 u51-b02)
    OpenJDK 64-Bit Server VM (build 24.45-b08, mixed mode)
    
    上記のようにjavaがインストールされていれば大丈夫です。インストールされていない場合、インストールします。
    $ sudo yum install java-1.7.0-openjdk
    
  2. tomcatのインストール確認
    $ rpm -qa | grep tomcat
    tomcat7-lib-7.0.47-1.36.amzn1.noarch
    tomcat7-servlet-3.0-api-7.0.47-1.36.amzn1.noarch
    tomcat7-el-2.2-api-7.0.47-1.36.amzn1.noarch
    tomcat7-7.0.47-1.36.amzn1.noarch
    tomcat7-jsp-2.2-api-7.0.47-1.36.amzn1.noarch
    
    インストールされていない場合、インストールします。
    $ sudo yum install tomcat7
    
    インストール後必要であれば自動起動設定します。
    $ sudo chkconfig tomcat7 on
    $ chkconfig --list
    ...
    tomcat7         0:off   1:off   2:on    3:on    4:on    5:on    6:off
    ...
    
  3. Tomcat 設定

    Tomcatの設定ファイルは /usr/share/tomcat7/conf におかれています.
    通常、 tomcat7.conf の変更だけで設定は足りると思います。

    $ sudo vi /usr/share/tomcat7/conf/tomcat7.conf
    

    JAVA_OPTS を Magnolia が動作するように設定します。
    以下では -server, -Dfile.encoding=UTF-8 -Xmx512m, and, -XX:MaxPermSize=256mオプションを追加しています。それぞれのオプションの意味については必要であれば調べてみてください。

    #JAVA_OPTS="-Xminf0.1 -Xmaxf0.3"
    JAVA_OPTS="-server -Dfile.encoding=UTF-8 -Xmx512m -Xminf0.1 -Xmaxf0.3 -XX:MaxPermSize=256m"
    

パッケージの取得

既に動作しているtomcat上でMagnoliaを動かす場合、warファイルを利用します。

Magnolia CMS の Download Now ページ からからダウンロードした場合、tomcat バンドル版のダウンロードになってしまうので、SourceForge の Magnolia CMS の ファイル一覧 からファイルを選択してダウンロードします。

Magnolia CE 5.2.1 のリンクをクリックすると、4つのファイルが表示されますが、この中から magnolia-bundled-webapp-5.2.1.war をダウンロードします。

warファイルのデプロイ

取得したwarファイルをデプロイするには、既にインストール済みの tomcat の webapps ディレクトリ下にコピーします。war ファイルの名前がコンテキストパスの名前になるので、コピーする前に適当な名前に変更してからコピーしましょう。
例えば、magnolia.war という名前にした場合、http://<tomcatサーバのホスト名>:8080/magnolia/ がMagnolia CMSのアドレスになります。
http://<tomcatサーバのホスト名>:8080/ を Magnolia CMS のアドレスにしたい場合には、ROOT.war という名前に変更してください。
※この時、tomcat の webapps ディレクトリ下には warファイルと同じ名前のディレクトリが無いように。

通常 tomcat が起動中の場合、war ファイルを webapps ディレクトリにコピーすると、warファイルが展開されデプロイが行われます。
tomcat が停止している場合には、war ファイルをコピーしてから tomcatを起動してください。
webapps ディレクトリ下に war ファイル名と同名のディレクトリが作成されればwarが展開されている事になります。

インストール

Magnolia installation
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Magnolia installation

デプロイ完了後に、Webブラウザから Magnolia のURLにアクセスします。
http://<tomcatサーバのホスト名>:8080/<コンテキスト名>/

初回のアクセス時には Magnolia installation ページが表示されるので、[ Start install ... ] ボタンをクリックしてインストールを実行します。 ( 数分かかります )

インストールが完了すると、"Installation done." メッセージが表示され、[ Start up Magnolia ... ] ボタンが表示されるので、このボタンをクリックします。

Magnolia のログイン画面が表示されます。

ログイン

Magnolia login page
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Magnolia login page
ログイン画面

ログイン画面が表示されたら、ユーザ名とパスワードを入力してログインします。

初期状態で用意されている管理用アカウントは以下になります。

ユーザ名 superuser
パスワード superuser

管理画面

Magnolia 管理画面
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Magnolia 管理画面
管理画面 Top

ログインに成功すると、管理画面が表示されます。

ここから各種管理作業を行う事になります。

 

初期設定

インストール後に以下の設定だけは行っておきましょう。

管理者アカウントのパスワード変更

サイトが改竄されたりしないように、最低限、デフォルトの管理者アカウント/パスワードではログインできないように設定しておきましょう。
可能であれば superuser アカウントは無効にし、十分な強度のパスワードが設定された別の管理者用アカウントを作成するのがよいでしょう。
以下では管理者アカウントのパスワード変更手順を示します。

  1. 管理画面トップから [Security] アイコンをクリックする。
  2. [SYSTEM USERS]タブをクリックする。
  3. システムユーザの一覧が表示されるので superuser をダブルクリックする。
  4. ユーザ情報の編集画面が表示されるので、パスワード、及び、パスワード確認欄に新たなパスワードを設定し、保存する。

新たなパスワードで正しくログイン可能であるか確認しましょう。
設定に問題があるとログインできなくなくなるため、管理者パスワードを設定したセッションはログアウトせずに、別ブラウザ(あるいは別PC)からMagnolia管理画面にログインし、問題ないか確認するのがおすすめです。