Windows10でWOL(Wake on LAN)の設定を行う

小ネタ

Windows10でWOL設定を行う場合の手順です。
ドライバを変更するといった手順もあるようですが、基本はデバイスマネージャにてNICのプロパティを変更する事で対応可能なのではないかと思われます。

はじめに

先月の Windows10 の無料アップグレード終了前に Windows8 (8.1) から Windows10 にアップグレードした PC があったのですが、WOL ( Wake on LAN ) が機能しなくなってしまったものがあったので、設定をし直しました。
手順を以下示します。

※デバイス自体はWOLに対応している事が前提です。システムによってはマザーボードのBIOS設定でWOLを有効にする必要がある場合があります。

※デバイスドライバによっては後述するプロパティが表示されないといった場合もあるようです。ドライバの更新によって解決する場合もあるようなので、こういった際にはドライバの更新/変更が有効かもしれません。

※VPN接続して作業する際、寝ているPCをWOLで起こしてからリモート接続して作業をする事が時々あるが、Windows10にアップデートしたPCが起きてこないという問題が発生した。

環境

環境は以下

OS Windows10
NIC Realtek PCIe GBE Family Controller
内臓Gigabit LAN (10/100/1000)

手順

ネットワークアダプタの設定

  1. デバイスマネージャを開きます。
    Windows10 の場合、"Windows + X" キーで "アドバンスドメニュー" が表示されるので、ここに表示されている [デバイスマネージャ] をクリックするのが簡単。
  2. "デバイスマネージャ" ウィンドウが開くので、一覧から [ネットワーク アダプター] を展開し、WOL設定を行うデバイスをダブルクリックする。

    ※以下は 上記環境のところで示したように "Realtek PCIe GBE Family Controller" を選択した場合

  3. 選択したデバイスのプロパティウィンドウが開くので、[電源の管理] タブを選択する。
  4. "このデバイスで、コンピュータのスタンバイ状態を解除できるようにする" をチェックする。

    ※"Magic Packet でのみ、コンピュータのスタンバイ除隊を解除できるようにする" のチェックをするかは要件次第。チェックしなければ Magic Packet 以外でも復帰するが、予期しない復帰が行われる可能性もある。 WOLのためのMagic Packet送信ツールを利用する場合、併せてチェックしておく方がよいだろう。
    逆に、Magic Packetの送信無しで、リモートデスクトップ接続したら自動起動するようにしたいといった要件の場合には、チェックしない事になる。

    NIC 電源の管理
  5. 次に [詳細設定] タブをクリックし、"プロパティ" 欄から "Wake on Magic Packet" プロパティを選択する。
    "値" が "Enabled" になっている事を確認し [OK] ボタンをクリック ( "Disabled" になっている場合、"Enabled" に変更し、[OK] ボタンをクリックする )。
    NIC 詳細設定

電源オプションの確認

私の環境の場合、ネットワークアダプタ設定で問題解決しましたが、環境によってはこれだけでは問題解決しない場合があるようです。
この場合電源オプション設定にて解決するかもしれません。

  1. [コントロールパネル] > [電源オプション] に移動します。
  2. 左上にある [電源ボタンの動作の選択] をクリックします。
  3. "電源ボタンの定義とパスワード保護の有効化" 画面になるので、"シャットダウン設定" の [高速スタートアップを有効にする(推奨)] のチェックを外します。
    電源オプション設定

    ※グレーアウトして設定できない場合、上にある[現在利用可能ではない設定を変更します] をクリックしてから設定を変更します。

確認

設定を行ったら、実際にWOLが機能するかどうか確認しましょう。

Magic Packet 送信用アプリケーション

Wake On LAN (Magic Packet 送信) のためのツールは色々あるので、適当に用意してください。いちおう幾つかリストします。
各ツールの利用方法に関しては、それぞれのマニュアル等を参照して下さい。

Linux用

  • ether-wake

    ether-wake コマンドが net-tools パッケージに含まれています。
    以下でインストール可能です。

    # yum install net-tools
    
  • wol.c
    以前は、wol.cを使用させてもらっていました。
    wol.c

Windows用

確認

アプリケーションが用意できたら、WOL設定を行ったPCとは別のPCにインストールし、WOL設定を行ったPCに対してマジックパケットを送信して正しく起動するか確認します。

スリープからの復帰

先ずはスリープ状態から復帰できるか確認します。

  1. WOL設定したPCをスリープ状態にします。
  2. 別PCからマジックパケットを送信します。
  3. スリープから復帰すればOKです。

電源OFFからの起動

有線接続のLANコントローラの場合、PCをシャットダウンしてもコントローラは通電していて、シャットダウンからのWOLにも対応している場合が多いです。
電源OFFからの復帰も可能か確認しておきましょう。

  1. WOL設定したPCをシャットダウンします。
  2. 別PCからマジックパケットを送信します。
  3. 無事起動すればOKです。

まとめ

Windows7 以降では Wake on Wireless LAN ( WoWLAN )サポートが追加され、無線LANでもWOL対応している場合もあるようです。

但し、電源 OFF 状態からの ON は無理な事が殆どなので、普通にWOLを使いたいのであれば有線LAN接続を利用するのがよいでしょう。

利用している無線LANアダプタでWoWLANが利用可能かどうかに関しては、興味があれば調べてみてもよいかもしれません。