Eclipseインストール01 ( Java開発環境構築 )

Eclipse mars installation

プロジェクトで開発者が増えるにあたってEclipse の設定等を見直したので、ついでに環境構築方法に関して書いておきます。

はじめに

11月からプロジェクトに新しい開発メンバーを迎える事になり、久しぶりに開発環境構築等を行ったので手順を記しておきます。

統合開発環境 ( IDE ) には Eclipse を利用します。
Eclipse を利用している理由としては以下のものがあります。

  • 上記プロジェクト開始時に提示された IDE が Eclipse だった
  • Java 開発者全般を見た場合、最も経験者が多いのは Eclipse
    このためプロジェクトで採用する IDE が Eclipse の場合、教育コストが要らないか、少なくて済む場合が多い

何らかの Java 開発プロジェクトに参加する場合、Eclipse を利用しているプロジェクトは多いと思います。Java 開発者 ( を目指す ) ならば基本的な使い方やインストール方法程度は知っておいた方がよい IDE と言えるでしょう。

環境

環境は以下になります。

OS Windows (Vista, 7, 8.1)
Eclipse Eclipse 4.5 (MARS)
Java Java 8

Windows系OSであれば基本同様の構築手順が利用できるのではないかと思います。

Java のインストール

Eclipse を実行するには Java が必要です。
まず Java をインストールしましょう。Java7 は先日 ( 2015/4/30 ) 公式サポートが終了したので、Eclipse 用には Java8 以降を利用するのがお勧めです。
開発環境都合で Java7以前を利用する場合も Eclipse が利用する Java は Java8 以降にしてしまいましょう。
Eclipse ではプロジェクト単位で利用する Java のバージョンを選択可能なので、任意の開発プロジェクトは古い Java を利用する事が可能です。
必要に応じて複数のバージョンを使い分けましょう。

※ MARS は Java6 以前では動作しません。
 

Javaの取得

以下 Java 8 を利用する想定です。

  1. Oracle の Java SE Development Kit 8 - Downloads ページにアクセスします。
  2. インストール先のプラットフォームに応じたファイルをダウンロードします。
    ※下図はWindows(64bit)用をダウンロードする場合
    Java8 Download

    ※複数バージョンがダウンロード可能な場合があります。

  3. Download ページの上部には各バージョンごとのチェックサムページへのリンクが提供されているので必要に応じてファイルの整合性をチェックしましょう。
    企業等でインストールする場合、管理者がダウンロード、整合性チェックを行った後共有するのがよいのではないでしょうか。

    私の開発環境にはcygwinが入っているので、

    sha256sum <ファイル名>
    
    あるいは
    md5sum  <ファイル名>
    
    でチェックサムを確認しています。

Javaのインストール

ダウンロードに問題なければ、インストールします。

  1. 取得した exe ファイル ( jdk-8u66-windows-x64.exe ) を実行します。
  2. インストールウィザードが実行されるので、これに従ってください。
    Java SDK 8 インストール

    ※[ 次へ ] ボタンをクリックしていけば OK です。
    インストール先等の変更が必要であれば、適宜変更を行ってください。

  3. インストール途中で JRE ( Java Runtime Environment ) のインストーラが別ウィンドウで開くので、こちらもウィザードに従います。
  4. 暫くするとインストールが完了するので [ 閉じる ] ボタンをクリックしてJavaのインストールは終了です。
    Java SDK 8 インストール

確認

念のため Java が利用可能になったかどうかを確認します。

  1. コマンドプロンプトを開きます。
    スタートメニューから [コマンドプロンプト] を実行するか、Windowsキー + Rキー で [ファイル名を指定して実行] ウィンドウを開き "cmd" と入力して リターンキー を押します。
    ファイル名を指定して実行
  2. コマンドプロンプトにて
    C:\> java -version
    
    を実行します。以下のようにインストールした Java のバージョンが表示されればOKです。
    C:\> java -version
    java version "1.8.0_66"
    Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_66-b17)
    Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 25.66-b17, mixed mode)
    

Eclipse のインストール

Eclipse の取得

Eclipse サイトから取得します。

Eclipse Downloads ページにアクセスします。

現在は Eclipse Installer がリリースされており、これを利用して用途別 Eclipse のインストールが行えるようになっています。
Eclipse をインストールする場合、この Installer、あるいは、これまでと同様用途別のパッケージを利用する事でインストールを行えます。

Eclipse Download Page

Eclipse Installer を利用する場合

Try the Eclipse Installer にある、リンクからインストーラをダウンロードします。

※上図の1

用途別パッケージを利用する場合

Java開発 (Webアプリケーション含む) に利用する場合、Eclipse IDE for Java EE Developers を選択しておけばよいでしょう。
別用途 (C/C++やPHP開発等) に利用する場合、目的に応じて適当なパッケージを選択してください。

※上図の2

Eclipseのインストール

ファイルのダウンロードが行えたら、インストールします。

Eclipse Installer を利用したインストール

  1. ダウンロードしたインストーラ ( eclipse-inst-win64.exe ) を実行します。
    実行確認のダイアログが開く場合は、実行を許可して下さい。
  2. インストールウィザードが実行されるのでこれに従ってインストールを行います。
    まず、インストールするパッケージを選択する画面になるので、ここでインストールするパッケージを選択します。
    前述の通り、Java開発に利用する場合 "Eclipse IDE for Java EE Developers" を選択しましょう。
    Eclipse Installer
  3. 次に、インストール先を選択する画面に遷移します。必要に応じてインストール先を変更して下さい。デフォルトではユーザフォルダ下に Eclipse(Mars)用のフォルダが作成され、ここにインストールが行われます。
    "create start menu entry" はスタートメニューに追加する、"create desktop shortcut" はデスクトップにショートカットを追加する場合にチェックします。
    必要に応じてチェックして下さい。
  4. インストールが完了すると、Eclipseの起動画面に遷移します。 [LAUNCH] ボタンをクリックするとEclipseが起動します。
    Eclipse Installer

用途別パッケージを利用したインストール

用途別パッケージをダウンロードした場合、ダウンロードしたアーカイブ ( eclipse-jee-mars-R-win32-x86_64.zip ) を適当なフォルダに解凍します。
解凍先に eclipse.exe が存在するので ( Windows の場合 )、これがEclipseの実行ファイルになります

Eclipse ショートカットの類は自動では作成されないので、必要に応じて手動で作成して下さい。

Eclipse の設定

Eclipseで利用するJavaのバージョンを指定する

デフォルトでは Eclipse で利用される Java はシステムパスを検索して最初に見つかる Java になります。
( = 先のコマンドラインで java -version で実行されるJava )

このため、環境変数を利用して Java6 等にパスを通している場合等には、これら古いバージョンの Java が利用されます。
この場合、MARS では起動時にエラーが発生し、Eclipseを実行する事ができません。
こういった場合、以下の方法でEclipseが利用するJava(VM)を指定する事が可能です。

eclipse.ini を編集する
  1. Eclipse のインストールフォルダにある eclipse.ini をテキストエディタ ( メモ帳でも可 ) で開きます。
  2. 以下オプションを追記します ( 指定する値は利用するJavaのバージョンに応じて適宜変更する )。
    -vm C:\Program Files\Java\jre1.8.0_66\bin\javaw.exe
    

    上記オプション以外にも、eclipse.ini では Eclipse が利用するメモリの設定等も変更が可能です。ここでは説明しませんが、必要に応じて設定を変更すると開発がより快適になるかもしれません。

環境変数 Path の値を変更する

Path を変更して、新しいバージョンのJavaが先に見つかるように変更する事も可能です。
但し、この場合は Eclipse 以外のJavaを利用するアプリケーションにも影響が及ぶため、いずれの方法が適切かは個々の環境によって違ってきます。

とりあえず Eclipse が利用する Java のみ変更したい場合は、eclipse.ini を変更する方法がよいのではないでしょうか。

Eclipse の起動

インストールが完了したら Eclipse を起動します。
Eclipse のスプラッシュスクリーンが表示され Eclipse が起動します。
 

ワークスペースの選択

初回起動時には Workspace ( ワークスペース ) 選択のためのダイアログが表示されます。

Select Eclipse workspace

ワークスペースは Eclipse のプロジェクトで作成/利用するファイル群が格納される場所になります。
デフォルトでフォルダが設定されていますが、必要に応じてワークスペースの場所を変更可能です ( 複数の場所を使い分ける事も可能 )

設定されているデフォルト値で問題ない場合は [ OK ] ボタンをクリックします。この時 "Use this as the default and do not ask again" をチェックすれば、次回起動時はダイアログは表示されず、設定したワークスペースが利用されます。
最初に設定したワークスペースのみ利用し続ける場合、チェックしておきましょう。

Eclipseの起動

ワークスペースを選択するとEclipseが起動します。Eclipse Installer でインストールした場合、Welcome 画面は表示されないようです。

Eclipse
拡大
Eclipse

上の画面が表示されれば Eclipse は問題なくインストールされたと言えるでしょう。

プラグインの追加

Eclipseではプラグインを利用して機能を拡張できます。
以下では弊社プロジェクトで利用しているプラグインを例に、インストール手順を説明します。
プラグインをインストールするにあたっては、Eclipse Marketplace を利用します。

日本語化

日本語化に関してはここでは説明しません。
理由としては私が Eclipse を日本語化せずに利用しているからです。:-p

日本語を行うためのプラグインとしては Pleiades がありますので、必要に応じてこちらをインストールしてください。

※英語を覚えるためにあえて"英語縛り"してみるのもありかもしれません。それによって「メニューや説明をちゃんと見ないようになる」とかだと本末転倒ですが...

プラグインのインストール方法

以下 Eclipse Marketplace を利用してプラグインを追加する方法を説明します。
ソースコード管理システム Subversion を利用するための Subversive プラグインを例にとって説明します。

Subversive のインストール

MARS ではソースコード管理関連では Git 用の機能は最初から含まれているのですが ( Eclipse IDE for Java EE Developers の場合 )、Subversion に関するプラグインは含まれていません。
弊社プロジェクトでは Subversion を利用しているものもあるため、Subversion 用プラグインをインストールします。

Subversion 用プラグインとしては Subversive を利用します。

  1. Eclipse のメニューから [Help] > [Eclipse Marketplace ...] をクリックします。
  2. Find 欄にインストールするプラグインに関するキーワード ( プラグイン名の一部等 ) を入力してエンターキーを押します。( Subversive の場合 "svn" 等 )
    Eclipse Marketplace
  3. 検索が行われ、キーワードに関連するプラグインが一覧表示されるので、インストールするプラグインの [ Install ] ボタンをクリックします。
  4. インストールの確認画面に遷移するので問題なければ [Confirm] ボタンをクリックして続行します。
    ここで [Install More] ボタンをクリックすると、別プラグインを選択して同時にインストールする事が可能です。通常プラグインインストール後は再起動を求められるため、インストールするプラグインが複数の場合、[Install More] を選択するのがよいでしょう。
    Eclipse Marketplace
  5. [Confirm] をクリックすると、ライセンスが表示されるので、問題なければ同意するを選択し、処理を続行します。プラグインのダウンロード/インストールが開始されます。
    Eclipse Marketplace
  6. インストールするプラグインに署名がないものが含まれる場合、警告ダイアログが表示されます。今回は出所不明のプラグインを導入しているわけではないので [OK] ボタンをクリックして続行します。
    Eclipse Marketplace
  7. インストール完了後、Eclipseの再起動を求められたら再起動します。
    Eclipse Marketplace

その他プラグイン

弊社では上記 Subversive 以外には以下プラグインを利用しています。
これらプラグインも全て上述の Eclipse Marketplace を利用した方法でインストール可能です。

プラグイン説明
Subversive - SVN Team ProviderSubversion ( ソースコード管理 ) 用
Checkstyle Plug-inJavaのコードスタイルチェック
Findbugs Eclipse PluginJavaにおけるバグパターンの検知
DBeaverDB操作用。以前はDBViewerが入っていたが現在はDBeaverを利用している
Eclipse Tomcat PluginTomcat 連携用。
WTP ( Web Tools Platform ) で足りる場合が殆どだと思いますが、プロジェクトによっては WTP だと上手く動かない場合があったので導入。

※弊社開発環境でインストールされているもの ( 殆どのメンバーに ) をリストした。

上の表の各プラグインのリンクから Marketplace ページに飛ぶことができます。
各プラグインページには [ Install ] ボタンが表示されており、このボタンを Eclipse にドラッグ&ドロップする事でもインストールが可能です。

Eclipse Marketplace page

まとめ

とりあえず、今回は Eclipse をインストールして動作するところまでを説明しました。

個々のプラグインの利用方法などはまた機会があれば記事にするかもしれません ( しないかもしれない )。

一応 Eclipseインストール02 ( Tomcat導入 ) に続きます。