マイクロインスタンスのパフォーマンスは? - サーバ移行前後のパフォーマンス比較

弊社Webサイトは 2014/2/7 に今まで利用していたレンタルサーバからAWS(EC2)に移行しました。
利用しているAMIは Amazon Linux(64bit)。インスタンスタイプは t1.microです。マイクロインスタンスは遅いという噂もありますが、AWS移行前後のサイトパフォーマンスが実際にどのように変化したかに関して示します。

環境

システム移行前後の環境は以下のようになります。
移行前のレンタルサーバは、ビジネススペックのサーバとして提供されています。

移行前移行後
サーバ 共用レンタルサーバ
ギガーン
AWS(EC2)
Amazon Linux 64bit (t1.micro)
HTTPサーバ Apache 2.2.3 Apache 2.2.26
CMS Joomla 1.5 Magnolia CE 5.2.x
DB MySQL 5.0.45 -
言語 PHP 5.1.6 Java 1.7.0 (OpenJDK)

パフォーマンス比較

Zoom
Goolge Webmaster Tools より

サイト移行前に、パフォーマンス比較を行っていたわけではなかったので、自前でとった正確なデータはありませんでした。

そこで、Google Webmaster Tools の Crawl Stats ( クロールの統計情報 ) にある Time spent downloading a page (in milliseconds) で、サイト移行前後のページ表示にかかった速度を比較してみました ( 上図 )。

サイト移行を行ったのが 2014/2/7であり、上図の縦の赤線の位置になります。
サイト移行前にはページダウンロードに最長18秒程度の時間がかかっていたのが、AWSへの移行後は今のところ全て2秒以内に収まっているのが確認できます。

まとめ

弊社が現状自社サイトに利用しているのはEC2のマイクロインスタンスです。
マイクロインスタンスに関しては、1年間の無料枠の対象であり、使い方にもよるとは思いますが、期間限定とはいえほぼノーコストで運用する事が可能です。

さらに、パフォーマンスの点でも移行前のレンタルサーバよりもかなりよいパフォーマンスをたたき出していると言えます。
( 実際、移行前のレンタルサーバでは、サイト表示が非常に遅くなったり、応答不能になったりする事がたまにあった。噂 ( 先輩社員の話 ) によると、共用サーバで同居しているサイトに動画配信をしているところがあったとか。 )

パフォーマンスも向上して、且つ、コストの点でも今のところほぼ無料で運用できています。
弊社サイト程度のアクセスであれば、t1.microでも今のところ全く問題ないと言えるでしょう。

現在運用しているサイトのパフォーマンスや機能等に満足できていないようであれば、AWSの無料枠を利用してサイト移行が可能かどうか試してみるのもよいのではないでしょうか。